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●度々ある質問です。
「血圧の薬は一度はじめたら、やめられないのでは?」
加齢による動脈硬化が原因の高血圧では、確かに薬はやめられることは少ないのですが、不安や緊張、ストレスなどが無くなるとやめられる方もいます。甲状腺機能亢進症、副腎腫瘍などによる2次的なものも原因となる病気を治せば血圧は下がります。糖尿病の体質のある方は、体重が増えすぎると血糖上昇に先んじて血圧が上がります。食べ過ぎない、労を惜しまず体を動かすようにすれば血圧も下がっていきます。体重を1kg減らせば血圧は1.5〜2mmHg減ります。夏場は、薬を減量できる方が結構いらっしゃいます。
「血圧が180あり不安になりました」
最近は自宅で血圧を測っていただくことが多いのですが、何の症状もなく測ってみたら高くて、測りなおしたら更に上がってしまったというお話を時々伺います。几帳面な方に多いのですが、まず慌てないことです。普通は一時的な180mmHgの血圧では何も合併症は起きませんし、少なくとも翌日にはいつもの血圧に戻っています。しばらく別のことをするとか、ひと寝入りするなどして、再検してみてください。あまり血圧計に集中しすぎず、深呼吸をしながら測ってみてください。月に数回このようなことがある方ですと、臨時に内服する降圧剤をお渡ししておくこともあります。
「バファリンは納豆を食べてはいけない薬ですか?」
血液を固まりにくくする効果により狭心症、心筋梗塞、脳梗塞を予防する薬として、少量のバファリン=アスピリン内服治療があります(少量でのみ効果あり多いと効果なし)。バファリン、バイアスピリンは、納豆を食べても大丈夫です。名前がよく似ているのですが、心房細動、弁膜症術後、肺塞栓の際に血栓形成を予防するためにワーファリンを使用します。ビタミンKがその効果を消してしまうため、納豆(腸でのビタミンK産生増加)、クロレラ、青汁、ビタミンK含有剤(グラケー、ケイツウなど)はワーファリン内服中は摂らないでください。手術や抜歯などの際、アスピリンは5〜7日前、ワーファリンは4〜5日前に中止します。ワーファリン中止の際には、ヘパリンという注射を必要とすることがあります。
「HbA1cとは何ですか?」
ヘモグロビンエーワンシー、エーワンシーなどと呼びます。糖尿病の診断ないしは治療の効果をみるために測定します。採血日より過去2か月間の血糖の平均値を反映しますので、当日に食事を摂ってきた、摂ってこなかったとは関係しません。この値が少ないほうが、糖尿病の合併症=心臓病・血管病が生じにくくなります。この値が5.5〜6.4%は糖尿病の予備軍、6.5%以上は糖尿病と診断されます。この値に30を足した値が、血管の発熱の状態を表していると考えてください。例えば、7.5%であれば、37.5℃となり血管に微熱があることになります。7%未満=平熱となるように食事、運動療法を続けてください。当院でも15分程でHbA1c、血糖、尿検査結果が出ます。
「BNPとは何の血液検査でしょうか?」
Brain Natriuretic Peptide=脳性ナトリウム利尿ペプチドの略です。心臓に負担がかかると血液の中に増えてくるホルモンで、塩分、水分を尿で出すことにより心臓の負担を軽くするように働きます。脳性と書いてありますが、実際は主に心臓から分泌されます。心不全の指標として測定しています。月に1度の測定が保険で認められています。年齢とともに、増えるのですが、通常は100pg/ml未満です。100を超えると心不全と診断されます。200程度までなら、まず日常生活で心不全の症状(息苦しさ、息切れ、横になったときの咳き込みなど)は出現しませんが、500以上は重度の心不全であり、何とかして200以下に下げるように追加の治療を行います。心房細動では心不全徴候が無くても、100前後と高めになります。他に心不全の指標として、下肢のむくみ、体重増加、頚静脈の拡大、動脈血酸素飽和度の低下、脈拍の増加、呼吸音、心音、心拡大(レントゲン)などを見ています。
「PSA検診で異常値でした。前立腺がんでしょうか?」
ピーエスエーは前立腺がんの腫瘍マーカーです。腫瘍マーカーは、がんを検出するために測定するタンパクであり、がんが存在すると増加しやすくなります。
PSAは前立腺がんがあると、敏感に血液中に増加してきます。4ng/ml以下が正常です。では、4を超えると必ずがんがあるのか?PSAは前立腺肥大症、前立腺炎などでも4を超えることがあります。また、サイクリングの後など、前立腺を圧迫することによっても一時的に血液中に増えます。炎症による増加は、抗生剤投与により炎症が治まれば、PSAは正常化します。では前立腺肥大症とがんの鑑別ですが、同じ前立腺のサイズであれば、前立腺がんの方がPSA値が多いため、当院ではエコーにより前立腺のサイズを測定し、鑑別を行っています。 PSAが4〜10ng/mlの5人に1人、10ng/ml超の2人に1人に前立腺がんがみつかります。

かぜをひいたあとから咳で眠れないのですが?
かぜによるのどの痛みなどが無くなったあとに、長いと1か月も経って外来を訪れる方がいらっしゃいます。布団に入ると咳がでて、起き上がると改善する、昼間、会社で話をしだすと咳が止まらなくなる、冷えた空気で急に咳が出だすなどといった症状が続きます。感染後持続性咳/咳喘息と診断されます。元々、鼻炎がある方、蓄膿症がある方、小児期に喘息だった方など、気道がデリケートな方に多い傾向があります。ステロイドの吸入や抗アレルギー薬の内服、咳止めの漢方薬などによる治療で数日で改善する方がほとんどです。熱も伴う場合は、レントゲン検査や血液検査を行い肺炎などとの鑑別を要します。
頚動脈エコーで何をみるのでしょうか?
頚動脈の壁は血管の内側から外側へ、内膜、中膜、外膜という3層よりできています。パイプに水垢が付着するように、悪玉コレステロールが内膜の下に沈着すると内膜+中膜の厚みが厚くなり、血管の壁が硬くなります。これが動脈硬化の状態です。内膜+中膜の厚みは、正常では1mm以下ですが、1.1mm以上に厚みが増すと、動脈硬化があると診断します。頚動脈は心臓を栄養する動脈(冠動脈)や脳動脈の壁と構造が似ており、頚動脈に動脈硬化があれば、これらの血管にも動脈硬化があるであろうと推定されます。頚動脈の内膜+中膜が1.2mm以上に厚くなると、脳梗塞を発症するリスクが増します。
血管を若返らす方法は?
運動、食事療法が大切です。タバコを吸う方はまず禁煙です。運動は、腰や膝を痛めないよう、体力にあったものを続けられることが肝要です。食事は、塩分控えめ、カロリーを気にするようにし、食べ過ぎないようにしましょう。カロリーの高い、あまいもの、あぶらもの、アルコール(あの付くもの3つ)は、少なめにしましょう。薬では、血液中のコレステロールを減らすスタチン(リピトール、クレストールなど)、降圧剤(ARB、ACE 阻害薬、カルシウムチャネルブロッカーなど)、青魚より抽出したEPA(エパデール)、血流をよくする薬(抗血小板剤=バイアスピリン、プラビックス、プレタールなど)を用います。